思わず移住したくなる?フリーランスが住みやすい街をリサーチ!おすすめ3選を紹介

フリーランスという働き方を選んだのには、みなさん何か理由がありますよね?中でも、「住む場所や働く場所を自由に選びたい」という理由でフリーランスになった人も多いのではないでしょうか。特に最近は新型コロナウイルスの影響で、会議や取材がオンラインで完結することも増え、「今の場所じゃなくても仕事を続けられるかな?移住してもいいかも?」と考え始めた人も多いのでは。

そこで今回はフリーランスが住みやすい街・働きやすい街をテーマに、3つの街を紹介します。どの街もフリーランスという働き方に理解があり、応援してもらえそうな街です。

おすすめの街① 鹿児島県奄美市

鹿児島県奄美市は人口約42,000人で、鹿児島県の南、奄美大島にあります。本州・九州からのアクセスは東京、大阪、福岡、鹿児島から飛行機で約1時間~2時間半。島というと船で行き来すると思いがちですが、どの空港からも1日1便の飛行機で気軽にアクセスできます。

島の自然はとても豊かで、大部分は森です。奄美市住用町のマングローブ林は日本でも2番目の規模で、カヌー散策を目的とした観光客に人気とのこと。また島の人々は文化の継承も大切にしており、海の彼方からの来訪者を「まれびと(稀人)」と呼んでもてなします。島の皆さんの温かい心遣いに、「奄美大島にリピート旅行」をする人も少なくありません。

このような自然豊かで人が温かい街・奄美市はどのようにして、フリーランスを歓迎しているのでしょうか。

(参考: https://www.amami-tourism.org/about/)

奄美市の掲げる「フリーランスが最も働きやすい島化計画」とは?

奄美市は2015年度に「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を開始しました。離島であることが産業の発展に不利に働くことのないよう、奄美市は情報通信産業の振興を重点的に進めています。この振興策の一環として、フリーランス(小規模事業者)を支援し、定住促進や子育て支援、在宅ワーク支援などを行う「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を進めています。

具体的には、フリーランス支援として「定住促進・空き家紹介」「島のフリーランス部」、「フリーランス寺子屋」という3つの支援策・プログラムを打ち出しています。

奄美市のフリーランス支援1:定住促進・空き家紹介

フリーランスがポテンシャルを最大限発揮するには、安心できる住まい、 集中できるワークスペースが不可欠と言っても良いでしょう。奄美市では定住促進住宅の整備を進めており、フリーランスが移住したくなるような街作りに尽力しています。

定住促進受託の整備には、空き家を探せる「空き家バンク制度」があり、さらに「移住定住・住宅購入機助成金」、「移住定住・住宅リフォーム等助成金」といった支援策も打ち出しています。助成金は最大100万円です。

奄美市のフリーランス支援2:フリーランス寺子屋

これからフリーランスになりたい、今持っているスキルをさらに磨きたい、という人向けに、フリーランスの寺子屋という奄美市オリジナルの教育プログラムもあります。奄美市外の講師はもちろん、市内で活躍する人が講師を務めたり、時には参加者も教える側となったり、学びあいながらスキルアップする場です。

寺子屋ではライティングやホームページ制作、ハンドメイド、写真の他、税務や子育てなどフリーランスとして働くために欠かせない知識も共有できるでしょう。フリーランスの寺子屋は奄美大島の企業に向けた経営セミナーも開催しており、フリーランスとともに島を活性化しようとする姿勢がうかがえます。

奄美市のフリーランス支援3:島のフリーランス部

フリーランスにとって「人との繋がり」はとても大切。1人で仕事をしがちなフリーランスのために、奄美市は情報交換の場やコミュニティ場を提供しています。コミュニティは「島のフリーランス部」と呼ばれ、現在5つの部(ライター部、デザイン部、フォト部、ハンドメイド部、アート部)が活動しているそうです。

(参考: http://www.amami-freelance.com/)

奄美市の目標と今後

奄美市は2020年までの目標として、次の4つを掲げています。

1.フリーランスの育成~奄美市のフリーランスを5年間で200名育成する
2.移住支援~奄美市にフリーランスを5年間で50名移住する
3.子育てワーカー支援~年収150万円を稼ぐ子育てフリーランスの育成
4.仕事支援~年収300万円のフリーランスを育成する

奄美市が掲げる目標は、フリーランスへの応援そのもの。フリーランスに必要な移住定住支援策を整え、バックアップ体制もある奄美市は、フリーランスにとってとても住みやすく、働きやすい街といえるでしょう。

(参考:https://www.city.amami.lg.jp/shosui/documents/shimakakeikaku2016.pdf)

おすすめの街② 福岡県福岡市

2つめに紹介するのは福岡県福岡市です。

福岡といえば、辛子明太子やとんこつラーメンが有名ですが、意外と知られていないことが「住みやすさ」です。特に福岡県福岡市は住みたい街ランキングで上位にランクインすることもあるほどの人気の街で、出張で訪れた人が「ここに移住したい」と願うことも多いようです。

福岡市が人気の理由1:コンパクトな街

繁華街とビジネス街を兼ねた天神や博多など主要な地区は、地下鉄や100円バスで接続されているため、市内の移動はとても便利です。また仕事に疲れたときには、都会のオアシス「大濠公園」に行けば、ジョギングやお昼寝も楽しめます。

福岡市が人気の理由2:アジアトップクラスのアクセスの良さ

ビジネス街・繁華街の天神や博多と、空港のアクセスは地下鉄でわずか10分程度。さらに福岡空港からは国内はもちろん、海外主要都市への直行便もあります。アクセスの良さはアジアトップクラスと言っても過言ではありません。

福岡市が人気の理由3:都心に比べて家賃が安い

家賃は都心に比べると安いので、同じ金額でも、都心より好条件の家を借りることができる可能性が高くなります。住まいを職場にしているフリーランスにとって、住む場所はとても大切ですよね。素晴らしい住環境が、仕事のパフォーマンスを上げてくれるでしょう。

福岡市で創業するメリット~特定創業支援等事業とは?

福岡市は創業支援にも力を入れています。いくつかある支援事業の中でも「スタートアップ応援ネットワークFUKUOKA 等連携事業」では、福岡市や福岡商工会議所などが実施する経営相談窓口での相談助言やセミナー等を受けられます。また福岡市新規創業促進補助金や生涯現役起業支援助成金など5つの施策も実施しており、創業起業を目指すフリーランスの支援が手厚いことが特徴です。

(参考: https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/r-support/business/tokutei-sougyou-sientoujigyou.html)

おすすめの街③ 長野県諏訪郡富士見町

長野県諏訪郡富士見町は長野県中部にある諏訪郡の町です。高原地帯に位置するため、夏は涼しく過ごしやすいのが魅力的です。南アルプスを目の前に望む標高1,300メートルの八ヶ岳にある「富士見高原リゾート」などの観光名所が人気です。

富士見町では「移住&テレワーク支援制度」を実施しています。この制度ではコワーキングスペース「富士見 森のオフィス」を日常的な仕事場として利用する人や、富士見町で起業する人に月額83,000円(1ヶ月の家賃・光熱費相当額)を支援しています。フリーランスにとって、家賃や光熱費といった固定費が軽減され 、仕事に集中できる環境を整えてもらえることはとてもうれしいですね。

富士見町は新宿まで電車で2時間、名古屋まで車で2時間半というアクセス。移住してからも、いざとなったら比較的短時間で都心にも出られるという立地は、フリーランスにとって魅力的なのではないでしょうか。

(参考: https://www.town.fujimi.lg.jp/shareoffice/application.html)

まとめ

ちなみにFREENANCE MAGでは、これまでにこんな記事も作成していますのでぜひ参考にしてみてください。

フリーランスは業種に限らず、自らのポテンシャルを存分に発揮することを求められます。そして力を発揮するには「環境」がとても大切です。フリーランスという働き方が広まりつつある今、この記事で紹介したような街が一層増えることを願っています。

profile
文/恵良 信:12年のSIer勤務を経て、ITエンジニア・ライターとして独立。システムエンジニアの経験を活かして、「難しいことをわかりやすく説明すること」が得意。ITをメインに、不動産、投資など幅広く執筆。FREENANCE MAGではフリーランスに役立つ情報を分野を問わず発信中。