フリーランスとして順調なスタートダッシュを切るには、「下準備」が欠かせません。もちろん独立後に徐々に準備すれば良いものもたくさんありますが、事前に準備する方がメリットが大きいものもあります。今回は実際に僕が独立前に「準備しておいて良かったと痛感したもの」と「知っておいて損のないサービス」を紹介したいと思います。
ポイントは、フリーランスになると直面するであろう「お金」「場所」「情報」の問題を、事前準備によってできる限り解決しておくことです!
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お金の問題を解決①…事業用のカードと口座を作っておこう
プライベートの資金と事業資金を同じ口座にしてしまうと、ありとあらゆる金銭の出入りを管理せねばならず、非常に煩雑になります。また、利益や支出の把握がしづらくなり、運営上デメリットが多いでしょう。
事前に事業用のカードと口座を作っておけば、基本的にプライベートのお金を記帳する必要はなくなりますし、資金の管理もしやすくなります。
新規のカードをつくるときは、審査に通りやすいように会社員のうちに作っておくのがオススメ。カードを更新するときにフリーランスになっていても、特に問題ないことが多いようです。
お金の問題を解決②…アプリを使えるようにしておこう
労務・経理業務のボリュームは決して多くはありませんが、細かく作業が発生するので、これを軽減できるものがあればメリットは非常に大きいといえます。
クリエイティブな作業に集中したいのであれば、事務作業を簡略化するために、お金の管理をスムーズにしてくれるアプリを有効活用するのもオススメです。最近はいろいろなアプリが出ていますので、自分に合ったものを選びましょう。僕は経理業務にはfreeeを、家計全体の把握にはMoneytreeを使っています。
従業員を雇用した場合、同社のサービス「人事労務 freee」と連携できるのも魅力です。個人向けのスタンダードプランであれば、月額1980円から利用可能です。
(https://www.freee.co.jp/)
(https://getmoneytree.com/jp/app/about)
お金の問題を解決③…半年〜1年分の生活費を貯金しておこう
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大がわかりやすい例ですが、コントロール出来ない事・予期しない事は度々起こります。あくまでも個人的な目安ですが、少なくとも半年〜1年は仕事が無くても(少なくても)生活が継続できる程度の貯金はあったほうが良いと思います。特に独立当初は何かと入り用です。予期せぬ出費も発生します。ほんの少し歯車が狂っただけで、フリーランスを継続できなくなるとしたら残念ですよね。攻めにも守りにも、貯金は大切です。
また、貯金の基本は出費を抑えることです。毎月の固定出費を抑えるためにも、保険料が一律で国民健康保険より保険料を安く抑えられる可能性がある、文芸美術国民健康保険組合を知っておくと良いかもしれません。
(http://www.bunbi.com/)
場所の問題を解決…引越しと事務所の契約は済ませておこう
フリーランスとして活動するにあたって、引越しを検討している方もいるのではないでしょうか。最近はリモートワークも当たり前になっていますから、何かと出費が多くなりがちな都市部から移動するケースも見受けられます。
もし活動拠点を移す予定があるなら、会社員のうちに契約を行っておくのがオススメです。フリーランス1年目はどれだけ好調であったとしても、正直なところ「信用」が皆無に等しいです。賃貸契約時の入居審査が非常に厳しくなります。理想のプランの出鼻を「引越し」で挫かれることのないように、事前調査を怠らないようにしましょう。
ちなみに、もしフリーランスになってから引っ越しをすることにあったら、こんなサービスも役に立ちそうです。
(https://smeta.jp/)
僕はいつまでも仕事をしてしまうタイプなので、家で仕事をするスタイルをとると休みが無くなる懸念がありました。そこで、住居と仕事場を強制的に分けるために「事務所」を開設しました。自宅を職場にすると、仕事のやり取りの中で住所などの個人情報を明かさないといけないケースも出てきます。(私書箱やバーチャルオフィスを利用してこの問題を解消する方法もあります)
ビジネス用に、自宅とは別の住所を使用したい方へ
「フリーナンスバーチャルオフィス」
https://freenance.jushorental.com/
自宅で働く方がはかどるフリーランスの方もいますので、これは一概にどちらが良いとは言えません。それぞれのスタイルがあります。また、軌道に乗ってから検討するなど、事務所の開設は必ずしも独立前に行わなくても良いと思います。僕が独立前に事務所を契約した理由は、役所に届ける書類を一回で済ませたかったこともあります。
情報の問題を解決…相談できる先輩を見つけておこう
フリーランスの1年目は疑問に思う事やトラブルに見舞われる機会も多いと思います。ちょっとした疑問や問題を相談できる人間関係を、フリーランスの先輩と構築しておきましょう。そもそも独立すべきなのかという根本的な相談から、独立するタイミングまで、多くのアドバイスを得られると思います。
僕は1〜2年先に独立していた友人がいたので、1年目は彼らに何かと助けてもらいました。長期的には、情報をもらうだけでなく、こちらで得た知見も共有するような関係を築けるといいですね。「そんな先輩が身近にいない」という人は。最近はオンラインで手軽に相談者を見つけられるサービスもあるようなので活用してみてはいかがでしょうか。
(https://menta.work/)
「独立時に準備していたこと」は、フリーランスになると直面しがちなお金・場所・情報の問題解決に繋がっています。どれも当たり前のように思えるかもしれませんが、こういう事を怠ると後々響いてきます。自分がどういう働き方をしたいのか(いつ、どこで、誰と、どんな風に)というイメージが具体的になれば、事前に必要なことが見えてくるのではないでしょうか。
※本記事は2020年11月27日時点で公開されている情報をもとに執筆しておりますので、サービス内容等は変更されている場合もあります。
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