フリーランスのプロジェクト単位での働き方をサポートする『TEAMKIT』を運営する小谷草志さん。株式会社Lboseの代表であると同時に、自身もフリーランスとしての活動を続けています。フリーランスとして仕事をしていく中で感じた課題を解消するためにTEAMKITを立ち上げたという小谷さんに、TEAMKITのサービスの特徴やフリーランスという働き方への考えなどをお聞きしました。
TEAMKIT代表&フリーランス 大学卒業後、株式会社schooの立ち上げ期にインターンとして参画。イベントプランナーから放送ディレクターまで幅広く経験。その後、マーケティングリサーチ会社やサバイバルゲームフィールドを運営している株式会社ASOBIBAなどにて従事。約4年前にフリーランスとして独立。現在は、鳥取と東京の二拠点生活をしながら【誰と、どこで、何をするか】をもっと自由に!を掲げてフリーランスのプロジェクト単位での働き方をサポートするTEAMKITを運営中!
Twitter:@KotaniSoushi
フリーランスとフリーランスをつなげるTEAMKIT
まず、TEAMKITはどのようなサービスを提供しているのか教えてください。
簡単に説明すると、フリーランス同士がプロジェクト単位でつながって、一緒に仕事をするためのプラットフォームです。会員登録をしたら「〇〇を一緒にやりたい人募集!」という形で「Tent(※)」を作り、そこに興味を持ったフリーランスが応募をするという仕組みです。単純な作業単位ではなく、プロジェクト単位でフリーランス同⼠がつながりを作り、⼀緒に仕事ができることを⽬指しています。
※Tent(テント)・・・プロジェクトのメンバー募集機能。自分のプロジェクトにメンバーを募集したいときは、まずはTentを立てます。他のプレイヤーが立てたTentへ参加することも可能です。
そのほかにも、フリーランスで働く人たちが自分のスキルや経験をまとめたプロフィールページを作ることもできます。スキルや職業でプレイヤーを検索したり、作成されたTent一覧の中から自分の希望にあったTentを探して応募したりすることも可能です。
自分の目的に合わせて、ダイレクトにつながることができるんですね。
そうですね。またフリーランス同士のつながりを可視化するための「Whoop(ウープ)」という他己紹介機能もあります。
Whoopに書かれた紹介⽂によって信頼関係を構築しやすくなりますし、それを誰かに送ったり受けとったりすることでつながりを可視化していくことができます。
フリーランスは個人で仕事をするのが基本ですが、個人でできることには限界があると思うんです。だからこそ、その限界を超えるためにもつながりが必要です。
TEAMKITはそのつながりをベースにプロジェクト単位で働くためのプラットフォームとして活⽤していただきたいと考えています。
なぜ、そのようなサービスを立ち上げようと考えたのですか?
私自身がフリーランスとして仕事をしていた中で、いくつかの不具合を感じていました。
その一つが、クリエイター同士のつながりです。私自身はクリエイティブ関連のことができませんが、仕事を進める中でクリエイターが必要になることがあります。けれど、フリーランスのクリエイターを探して仕事を依頼するのって、意外と難しいんですよね。そんな課題を解決したいというのが、TEAMKITを立ち上げた動機です。
「フリーランスにも同期を」コンセプトに、フリーランス入社式を開催
小谷さんは有志のフリーランスと一緒に「フリーランス⼊社式」というものを⾏ったとか。
2019年の5月に開催し、第1回目は50名くらいの方に参加していただきました。7割くらいがフリーランス1年目の方たちで、「フリーランスになったけど、どうすればいいのか……」という不安を感じていた方が多かったですね。
具体的にどんなことを行なったのですか?
まずフリーランス2〜3年目の方に登壇してもらい、「フリーランスあるある」のようなことを話してもらいました。その後に、グループに分かれてグループワークを行いました。そこでお互いに自己紹介をして、グループのメンバーにタグ付けしてもらうということをやったんです。そして最後に「このタグがこの人を最高に表している!」という、ベストタグ人間を選出してもらうという流れです。フリーランス同士の交流会も行いました。
ベストタグ人間とは、楽しそうですね!
ベストタグ人間に選ばれた方が、その後SNSなどでそのタグを使ってくれていたので嬉しかったですね。
そもそも、なぜ、そのようなイベントを企画したのですか?
フリーランスになったばかりだと、なかなかフリーランス同士が出会いないことが多いので、相談し合ったり切磋琢磨しあったりできる場所を作りたかったんです。フリーランス同⼠が集まってつながった結果、もしかしたら⼀緒に仕事をするかもしれないですしね。まず、つながれる場を作りたかったというのが理由です。
今後もそういったイベントは続けていく予定ですか?
そうですね!定期的に開催していきたいと思っています。「フリーランス学園祭」とか「フリーランス運動会」なんかもやってみたいですね。在宅で仕事をしていると、どうしても運動不足になりがちだと思いますし。そういうのも面白いかな、と。
フリーランス運動会、楽しそうですね(笑)後編では小谷さんのフリーランスに対する考え方などをお聞きします!
取材・文/FREENANCE MAG編集部
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