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「働きたくない」夫と「稼ぎたい」妻。そんなフリーランス夫婦が手に入れた〝一番らくちん〟な生活

2人目の子どもが生まれた頃、夫婦二人揃って、勤めていた会社を退職してフリーランスとなった我が家。現在の我が家の収入源は妻である私で、夫はほぼ「専業主夫」状態。それでも、夫婦ともにストレスフリー!

我が家がそんな暮らしにたどり着くまでのお話をしたいと思います。

女性ならではの人間関係などに悩み、退職を決意

先に仕事を辞めたのは、私でした。

仕事は嫌いではなかったのですが、保育士という職業柄、女性ならではの人間関係によるストレスで体調を崩して退職を決意しました。

しかし、「仕事をしたい」という意欲はありました。むしろ「今よりも稼いで同僚たちを見返してやる!」という気持ちが湧いてきて、とにかく稼ぎたいと思っていたのです。

そこで私は保育士時代から得意だった「書く」ことを生かし、フリーライターという仕事を始めることに。フリーランスなら子育てをしながら自宅で仕事ができるので、当時の私にとってはこれ以上ない働き方でした。

自宅の仕事スペース

何よりも、フリーランスの「仕事で起こったことはすべて自分の責任」という点にも魅力を感じました。フリーランスは仕事がとれてもとれなくても、稼げても稼げなくても、誰のせいにもできません。良くも悪くも、すべて自分に返ってきます。

自分の責任で自分の仕事をしたかった。それも、フリーランスのライターになった大きな理由です。

会社の評価制度に納得できず、夫も退職

私の夫は、「働かずに過ごせればそれでいい」というタイプ。会社員だった当時から、「最低限稼げればいい。忙しいのは嫌だ」と思っていたようです。

そんな夫も、私に続いて会社を退職することに。

自分よりも仕事ができない上司の方が給料が高かったり、非効率な仕事をして残業する同僚の方が、時間内で効率よく仕事をこなす夫よりも「エライ」と言われたり。そういった評価制度に納得できず、働くことへのモチベーションが下がってしまったといいます。

そして夫は、以前から好きだった料理を仕事にしようと、会社員時代から続けていた料理ブログに力を入れ始めました。少しずつ反応が増えてくるにつれ、自分の作ったレシピが誰かのためになることに魅力を感じ始め、料理研究家という仕事を選ぶことに。

夫のお料理ブログより

フリーランスという形を選んだのは、稼ぐことよりも自分や家族の時間を大切にして生活を充実させたいという気持ちが一番にあるからだと夫は言います。

時間になれば料理が出てくるありがたさ!

現在は、夫婦二人とも在宅ワーク。基本的に家事・育児は夫が担当しています。大黒柱として働く私は日中も仕事場にこもっていることが多く、ご飯やお風呂のときだけ子どもたちと一緒、という感じです。

夫が仕事を辞めてから、私はほとんどキッチンに立たなくなりました。

自分が手を動かさなくても料理が出てくるというのは、本当にありがたいことです。

子育てをしながら仕事をしているお母さんは多いと思いますが、ご飯を作るのって大変です。料理が苦手だと余計に時間もかかります。この時間がなければ、もう1・2時間は余分に仕事ができるのに…夫が仕事を辞めるまでは、私はそう思っていました。

料理をしてくれる夫に感謝

なので、私が苦手としている料理をやってくれる夫には本当に感謝。その分稼がなきゃ!と、いつも気持ちを奮い立たせています。

「私だったら許せない」と、ママ友に言われたことも

我が家の収入源が私であると話すと、ママ友たちに決まって言われるのが「よく辞めるの許したね」という言葉。「私だったら絶対許せない!」とまで言われたこともあります。

世間的には、男が働いて女は家庭、というのがまだまだ普通なのかもしれませんね。

得意な方が得意なことを。それが一番らくな生き方です

実は夫は、そんなに簡単に仕事を辞めたわけではありません。退職前は、相当悩んでいました。「男なのだから稼がなければいけない」という、世の中のイメージを振り払えなかったようです。

そんな夫に、「私が稼ぐから大丈夫!」と宣言した私。その言葉のおかげで肩の荷が下りた夫は、やっと退職を決意できたようでした。

夫が私のために出してくれたカフェラテ(アート付き)

私がそう宣言した理由は、「お互いが得意な方をやればいい」という考え方があったから。

私は家事が苦手、育児もちょっと苦手です(笑)。でも夫は料理が好きで、育児も上手。それなら、お互いが得意な方をやればいい。その方がストレスもなく、効率的で、一番らくですよね。

男の人が家事・育児をしたら「エライ」と言われるのに、女の人はそんなこと言ってもらえません。逆に、男の人が働くのは当たり前なのに、女の人が働けば「エライ」と言われる。どちらも不思議だなと思います。

我が家は、そんな世の中の「当たり前」をぶち壊していけるような、そんな生活スタイルをこれからも貫いていきたいと思います。

ただ、どちらも苦手な掃除だけは、今後もずっと我が家の課題ですが……。

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