フリーランス約860名に調査!「仕事が回復している」と実感するのは4割以下。コロナの影響はまだまだ続く…?

2020年10月現在、新型コロナウイルスの感染拡大については「以前に比べると落ち着いてきた」「今後また感染が拡大するのではないか」等、さまざまな意見が飛び交っている状況です。そんな中で、フリーランス・個人事業主の仕事や収入への影響はどうなっているのでしょうか?

FREENANCEではFREENANCE利用者約860名にアンケートを実施し、フリーランス・個人事業主の現状をリサーチ。今回はその結果をまとめてみました。

参考:FREENANCE会員向けアンケート/回答数861名/実施日2020年9月

「回復している」という回答が約4割。多くは2020年7月頃から回復傾向を実感

新型コロナウイルスの流行によって緊急事態宣言が発令されたときは、多くのフリーランス・個人事業主が仕事や収入面でさまざまな影響を受けたと思われます。
まずは新型コロナウイルスの影響がなかった昨年同時期(本アンケートを実施したのは2020年9月)と比較して、仕事はどのように変化しているのかを聞きました。

昨年同時期と比べて、仕事状況はいかがですか?

n=861

最も多かった回答は「一時期減ったが徐々に回復している」でした。さらに、そう回答した人たちに、具体的にいつ頃から回復しているのかを質問すると、緊急事態宣言が解除されて約1ヶ月経った2020年「7月」からという回答が多く見られました。

案件減少後、回復し始めたタイミングは?

n=313

緊急事態宣言中は思うように動けなかったクライアント側も、7月頃から徐々に、フリーランスに発注できる体制が整ってきたのかもしれません。

「一時期減ったが徐々に回復している」という回答が最多であったとはいえ、その割合は全体の約4割以下に留まりました。「減ったまま戻っていない」「減り続けている」という回答も合計約3割を占めることから、まだまだフリーランスがコロナショックから立ち直っているとは言い難い状況です。一方で、新型コロナウイルス流行の「影響を受けなかった」という回答が約3割存在するのは、良い意味で意外な結果となりました。

次に、案件ごとの単価の変化について聞いてみました。

昨年同時期に比べ、1件あたりの単価の変化 は?

n=861

圧倒的に多かった回答が「ほぼ変わらない」で8割超。全体的に仕事は減っていても、案件の単価が下がった訳ではなく、案件数自体が減っているフリーランスが多いと予測されます。
「少し減った(30%以上)」「かなり減った(50%以上)」「激減した(70%以上)」と、大きな影響を受けたケースも全体の約4分の1を占めています。

少数派ではあるものの、「激増した(70%以上)」「かなり増えた(50%以上)」「少し増えた(30%以上)」という回答も。ひとことでフリーランスといっても、業種はさまざま。業種によっては、withコロナの状況下でニーズが増えて忙しくなったというケースもあるのでしょう。

案件減少を実感したのは2020年4月から。「案件キャンセル」を経験した人が5割以上に

そもそも、いつ頃からフリーランスは新型コロナウイルスの影響(=案件の減少)を実感し始めたのでしょうか。先の質問で、案件が減少していると回答した人に聞きました。

案件が減少し始めたと感じたタイミングは?

n=273

圧倒的に多かった回答が2020年「4月」。緊急事態宣言が出ていない段階で、すでに多くのフリーランスが仕事に影響を受けていたようです。案件が減少した原因については、以下のような結果になりました。

案件が減った原因は?(複数選択可)

n=273

「進行中の案件が中止になった」「既存の取引先から新規案件が来なくなった」という回答がどちらも5割以上に。案件が中止になったということは、見込んでいた収入がゼロになったということなので、精神的な 疲れを感じた人も多かったのではないでしょうか。

約8割が「今後もフリーランスを続けていく」と前向きな姿勢

新型コロナウイルスの流行で、大きなダメージを受けたフリーランスも少なくないでしょう。そんな中で、フリーランスという働きへの考え方に変化はあったのかを質問してみました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、 フリーランスという働き方に対して考え方の変化は?

n=861

「今後もフリーランスを続けていく」が約7割と、過半数を大きく超えています。「会社員として働きつつ、副業として活動を続けていく」も含めると合計約8割。フリーランスを続けるという意向を持つ人が大多数 であることが分かります。フリーランスという働き方もしくは会社員+フリーランスというパラレルキャリアに魅力を感じる人も多いようです。

また「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、どんなことを誰に相談したいと思いますか?」という質問には、約半数が、「エージェントにフリーランス向けの案件を紹介してもらいたい」と回答しています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、どんなことを誰に相談したいと思いますか?(複数回答可)

n=861

フリーランスにとって、案件の獲得は非常に大きな課題です。新型コロナウイルスの影響がある現在、対面で直接営業することも難しくなってきています。そんな状況もあり、自分のスキルに適した業務を紹介してくれる「エージェント」へのニーズが高まったと想定されます。

他には「行政窓口にフリーランス向けの支援制度について相談したい」という回答が約4割。フリーランス向けの支援制度はいくつかありますが、それぞれの制度が「一般の人にはわかりにくい」「制度自体が認知されていない」ケースも多いようです。「フリーランスコミュニティで現状を共有したい」という声も3割以上ありました。フリーランスは単独で業務を行うことが多いので、困ったことや相談したいことがあったときに、気軽に共有できる場所が求められているようです。

まとめ

アンケート調査を見ると
・新型コロナウイルスの影響は小さくなかった
・まだその影響が続く可能性がある
という傾向が見えます。しかし兼業含め8割以上が「今後もフリーランスを続ける」と回答しており、フリーランスを辞めると答えた人は、1割に満たない状態でした。多くの人が、フリーランスという働き方に満足している状況であることがうかがえます。

今回の新型コロナウイルス流行の影響を受けて、今後フリーランスに必要なことがいろいろと浮かび上がってきたと思います。

・フリーランスを支える制度や相談窓口を活用する
・「仕事を探す」ことだけではなく、「仕事をする」ことに集中できる環境を作る
・新しい生活様式に適応する
・お金や健康の面でできるだけ心配せず、本業に集中できる環境を作る
などです。

FREENANCEでは、最高5,000万円を補償してくれる損害賠償保険『あんしん補償』、ケガや病気などで仕事ができなくなった場合に安価な保険料で設定した希望額を支払ってもらえる『あんしん補償プラス』、そして最短即日に請求書を現金化できる『即日払い』など、フリーランスが働きやすくなるためのさまざまなサービスを提供していますのでぜひ活用してみてくだい。

profile
文/げんとく:中央大学法学部を卒業後、団体職員として金融業務に従事しフリーランスに。当初からWeb作成事業やブログを個人で行う。近年は二児の子育ての中Web作成事業に加え、記事作成を多数受託。得意ジャンルは金融・法人設立・法務・行政手続き・子育て・デジタルガジェットなど。現在クライアントワークで作成した記事は600記事を越える。