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「都合の悪いこと」を言ってくれる人がいなくなったら危険信号 ― 元TOCANA編集長・角由紀子が語る、バランスを保つ大切さ

角由紀子(元TOCANA編集長)

オカルト的ニュース配信サイト『TOCANA(トカナ)』の編集長として、テレビやラジオ、YouTube等のメディアに多数出演してきた角由紀子さん。宇宙人から陰謀論、怪談、死後の世界と幅広いジャンルからオカルトに斬り込んできた彼女が、このたび編集長を退任し、会社員からフリーランスへ転身したというニュースが飛び込んできました。

ラテン語で“隠されたもの”という語源を持つオカルトに惹かれ、『TOCANA』立ち上げに至った経緯と、そして今、このタイミングでフリーランスになることを決めた理由とは? さらに角さんが考える“正しくオカルトを楽しむ”ための方法論について、語っていただきました。

profile
角由紀子(すみ ゆきこ)
編集者・ライター。上智大学中退後、白夜書房、BABジャパンを経て株式会社サイゾーに入社。2013年に『TOCANA』を立ち上げる。2022年2月にTOCANA編集長を退任し、フリーランスとしての活動を開始。
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https://www.instagram.com/sumichel93/

TOCANA立ち上げのきっかけ

角由紀子(元TOCANA編集長)

今日は松葉杖をつかれてますが、以前、呪いで怪我をされたそうですよね。もしや、また……?

あ、そうですね。恐らく呪いですね(笑)。いろいろ重複しているので、どれがかかったのかわからないんですけど、一つは『真・事故物件/本当に怖い住民たち』っていうホラー映画の製作に携わりまして。TOCANAの配給で私が原案を手掛けたんですが、5人いる主演級俳優のうち3人が霊障で悩まされているんですよ。金縛りですとかラップ音だとか。

ええ!?

しかも制作側の人間も重い帯状疱疹にかかってしまい。そういった中で私も晴れて骨折をしましたので、その呪いかもしれないですね(笑)。他の人だったらもっと大変な怪我になっているかもしれないですけど、私は耐性が多少はあるというか。

さすが頼もしい。聞くところによると、子供の頃から心霊現象が身近にあるご家庭ではあったそうですね。

はい。父がとてもオカルト好きでして、そういった本を読んでいるうえに、自分も結構幽霊が見えるタイプだったんですよ。なので「そこにいるよ」と言われることは日常的にありましたし、その後30年くらいかけて霊感が強くなってまして、幽霊を見る頻度も上がっているようなんですね。

少し前に、電動自転車を買ったそうなんですけど、その理由が「普通の自転車に乗っていると、後ろから幽霊が自転車で追いかけてくるから、それをまきたい」という(笑)。ちなみに、生まれながらじゃなくても、途中でそういう特殊能力が突然発動する人もいるみたいですよね。突然天才になる人の平均年齢が47歳って聞いたので、まだまだチャンスがありますよ。

期待しときます(笑)。そんなお父様のもとで育ち、どのような経緯で『TOCANA』を立ち上げられることに?

もともとは大学中退したあと、桑沢デザイン研究所に進みまして。最初はデザイン事務所に入ったんですが、そこが結構ハードで角膜剥離を起こしてしまって、2週間くらい両眼が見えない状態になってしまったんですね。それで「この仕事は向いてないかも」と思い、大学時代の友人が複数出版社に就職が決まっていたこともあり、中退でも入れるところを探した結果、白夜書房の『Sundari(スンダリ)』という季刊誌の編集部にアルバイトとして入りました。

そこで雑誌と書籍の編集経験を積んでから、BABジャパンというスピリチュアル系の出版社を経て、サイゾーで『ハピズム』という女性向けの占いサイトをやり、そこから派生する形で始まったのが『TOCANA』なんです。

角由紀子(元TOCANA編集長)

女性向け占いサイトから、なぜオカルトサイトが?

白夜でやっていた『Sundari』はサンスクリット語で“美しい人”という意味なんですけど、そういった女性向けのキラキラしたスピリチュアル雑誌を作る一方、編集部では皆『実話ナックルズ』を読んでいたんですよ。女性編集長とも話がすごく合って、彼女たちと話しているうちに、自分が本当は裏社会だとかえげつないオカルト系の話のほうに惹かれるなぁということに気が付いたんです。そしたら『ハピズム』は割と自由度が高いサイトだったので、「オカルト系の記事を出してもいいよ」という流れになりまして。

もともとオカルトのコンテンツもあったので、じゃあ、そこを私が強化しよう!と、あらゆるオカルト記事を書いたり取り寄せたりしまくっていくうちに、『ハピズム』のアクセス数がすごく伸びたんです。トップ20くらいまでが本来の占い記事じゃなく、全部オカルト記事になっちゃって(笑)。

これは『ハピズム』にとっても良くないし、独立させたほうがアクセスもさらに集まるんじゃないか……ということで、2013年に『TOCANA』を立ち上げました。だから、実はサイゾーの社員という立場で、ずっと編集長をやっていたんですよ。最初は1人で始めたんですけど、暫くして2人体制になり、多いときで4人+アルバイトもいましたね。編集長としてはお金のことだったり費用対効果だとかっていう現実的なことも考えるようになりましたね。

Webサイトの収入といえば、広告ですよね。

メインはそうですね。内容が内容なので、Googleアドセンスは割と早い段階で貼れなくなったんですけど、アクセス数が非常に多かったので、ワンクリックの単価が低くても結構な収益にはなったんですよ。当時はGoogleのAIの精度もあんまり良くない上に、サイゾーのSEOスタッフが優秀だったので、“地震”とかで検索すると、なぜか『TOCANA』の記事が一番上に出てくることもあって。

日本と海外を繋ぐハブを目指して

角由紀子(元TOCANA編集長)

『TOCANA』を拝見するとかなり短いスパンで大量に記事が投稿されていますが、ネタはどこから集めてこられるんですか?

海外サイトを深く掘り下げている人って意外と少なかったので、ネットサーフィンをやりまくることで情報は結構取れました。あとは、オカルト専門家のライターさんに取材したり、ネタをいただいたりしていましたね。

前々から感じていたんですが、オカルトって真面目にやろうとすると、語学力って必須ですよね。

そうですね。私も大学は仏文科だったんですけど、英語もそれなりにやってはいましたし、英語ができるに越したことはないです。で、そんな記事が想定外にアクセスを集めるようになって、さすがにマズいな、いつかしっぺ返しがくるな……って薄々思っていたら、案の定まったく検索結果に表示されなくなるという事態に陥って。そこが編集長を辞めた原因の一つでもありますね。

というと?

もちろんコアユーザーはいたので、Googleに表示されなくてもそれなりのアクセス数は保っていたのですが、これまでのような爆発的な数字ではなくなってしまった。なので、サイトを立て直すには従来のやり方を抜本的に変える必要があることもわかっていたのですが、個人的な活動も増えた上に、これまでの疲労もかさみ、そこまで全身全霊をビジネスの立て直しだけに捧げられる気力が、もう無かったんですよね。だったら辞めて独立したほうが、自分にとっても周りにとってもいいかなと。そして、独立後は本当にやりたいことがやれたらな、と思いまして。

角由紀子(元TOCANA編集長)

『TOCANA』は『TOCANA』でビジネスのための別の方策を立てていただき、角さんは角さんで本当にやりたいことをやろうという。では、その“本当にやりたいこと”って何だったんでしょう?

まずは、もう少し陰謀論を突き詰めたいというのが一つですね。世の中の目が陰謀論に厳しくなってしまって、陰謀論かもしれないという疑惑がついた時点でフェイクニュース扱いになってしまうから、最近は『TOCANA』でも陰謀論や過激なものは出しにくくなっていたんです。あとは、例えば今月で終了したTV番組の『アウト×デラックス』に出ていたような、ヤバい人たちを集める企画をやりたいですね。私の中の概念ではUFOや心霊だけじゃなく、世の中からなかなか目を向けてもらえない人だったり、普通に生きていたら出会えない人も、“隠されたもの”という意味合いでオカルトの範疇に入れているんですよ。

そういった人たちに対する需要の高さは、『激レアさんを連れてきた。』みたいな番組が人気なことを見てもわかりますよね。

そういえば私、一回『激レアさん』の出演が検討されたみたいで。でも、やっぱり放送コードに引っかかるっていうことで却下されたと聞きました(笑)。4月くらいには自分のYouTubeチャンネルも立ち上げる予定で、そこで一緒に組んでいる福田光睦さんは、日本のアングラ界に一番詳しい人なんです。なので、オカルト分野は私、エログロや闇社会は福田さんが担当して、一緒に取材しまくろう!って話してますね。そのへん、世界観的には繋がってくる気がするんですよ。オカルトとエロとプロレスって、実はすごく親和性高くて。

わかります! 私もいろんなミュージシャンやアーティストの方を取材していますが、カリスマ性の高い人や尖ったセンスを持ってる人って、プロレス好きな割合が意外と高い。

そうなんですよ! ある意味で虚構の上に成り立っているのに魂は入ってるみたいな、そのアンビバレントの中で保たれるバランス性の中に、不思議な感覚が出てくるんじゃないですかね。『「ほんトカナ!?」ケンドーコバヤシの絶対に観ないほうがいいテレビ!』で共演したケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんもプロレス大好きで、ものすごく神秘体験たくさん持ってましたよ。

あとは、日本のオカルトと海外のオカルトを繋ぐハブみたいな人があまりいないので、自分がなれたらいいなという想いもあります。ただ、今の時点では海外のオカルト研究家とかにメールを出しても返事が来ないので、もうちょっと頑張って日本では認められているってことを証明できれば返事がもらえるのかなって。

国が違うと宗教が違うので、見え方や現象もいろいろ違うでしょうしね。

そうですね。サンプル数が増えると、より真実に近づいていけるでしょうし、世界各国のオカルト的な共通点を探していく作業って楽しそうじゃないですか。特に最近オカルトが盛んなのがインドで、予言とかを英語で調べていくとインドのWebサイトに行きつくことが増えているんですね。しかも日本の70年代オカルトみたいなノリの記事が人気あるようなので、何かインドと仕事できないかなぁって思ってます。勝手な妄想ですけど(笑)。

陰謀論を取り巻く現状

ちなみに、そういった活動に対する資金源はどこから?

イベントやラジオ等の定期的なメディア出演や雑誌での連載、それから編集補佐ですが、YouTubeなども収益化できるといいなと思っています。あと、書籍の編集をすることが結構好きで、今も企画だけで5、6本抱えているんですよ。3月に出したばかりの『東大怪談』(豊島圭介著)も結構売れているので、大学怪談シリーズを作りたいなという気持ちも、ちょっとあります。

そもそも『東大怪談』を企画した背景には、オカルトというものがバカにされがちな現状に常にフラストレーションを感じていたので、一般的に「頭がいい」とされる人たちもオカルトを信じていたり、そういう体験をしているんだよってことを伝えたかったというのがあるんですよね。

オカルトって、語学力、洞察力、思考力すべて必要ですもんね。

それこそ昔の日本空飛ぶ円盤研究会なんて、三島由紀夫だったり星新一、石原慎太郎とかが入っていたわけですからね。むしろ、そういった人たちの特権分野くらいの勢いがあったはずなのに、高尚な一面みたいなものがどんどん失われている気がするんです。ちょっとマジョリティと違うことを言っただけで狂人扱いされてしまう、その最たるものの中にオカルト全般が入ってしまってるので、そこに抗いたいなという気持ちはありますね。

オカルトが本来持つ“隠されたもの”という意味合いの通り、やはり社会=マジョリティから隠されたもの、隠されなければならないものへの興味がお強いんですね。

きっと、ある種の神秘性みたいなものを感じるんでしょうね。インターネットでもダークウェブとか、さらにその下のマリアナウェブとかのほうが“何があるんだろう?”って惹かれるんですよ。隠されている上にみんなが拒否すればするほど、じゃあ、自分はソッチに行ってみよう!みたいな(笑)。みんなが見てないうちに先に秘密を知っておきたい、そこにこそお宝があるんじゃないか?っていう感覚になるんです。

隠されれば隠されるほど、価値があるように感じてしまうのは、いわば人間の本能ですよね。陰謀論が蔓延する理由もそこにあるんでしょうけど、自分に都合のいい言説だけを検証もせずに鵜呑みにしてしまう人が少なからずいる。

……わかります! 楽な生き方を選びたいがために、陰謀論を選んでいるような感じがするんですよね。自分の中で疑問が生じて、だけど調べるのも面倒くさいから、耳ざわりの良い言葉を言ってくれる人に傾倒しておけば楽だっていう。それは危険な兆候で。

角由紀子(元TOCANA編集長)

それって角さんのように、真面目に陰謀論を研究されている方にとっては、苦々しい状況じゃありません? もしかしたら真実が隠されているかもしれないのに、一部の人たちの根拠に基づかない言動によって、全部が嘘として糊塗されてしまうんですから。

いや、その通りです。あまりにも情報があふれていて、もっとシンプルであってほしいという欲望があるから、すべてを一本に繋ぐわかりやすい道筋を作りたがるんでしょうけど。

本来、世界はもっと複雑なもので、そんな全ての事象を一緒くたにして語れるわけがありませんよね。

そう。だから、逆に陰謀論を全く信じない人にも私は疑問を感じているんです。独自の情報を発信できるインディペンデントメディアなんて、まだまだ少ない。そういったところに貴方たち自身があたって、多角的に情報を集められているんですか?ってことは問いたいですね。

中立な立場でいることの大切さ

角由紀子(元TOCANA編集長)

だからこそ、角さん自身が真のインディペンデントメディアになっていきたいという想いもあるのでは?

そうですね。本来メディアには権力を監視する役割があったはずですけど、実際は、政治をはじめとした権力構造の中にメディアが取り込まれて機能していないことが多い。だからそれを監視するのがインディペンデントメディアの役目だと思うので、大手紙だけの情報を元に「これが事実だ」と言い切る人たちの感覚も危険だなと感じますね。

だから私自身も陰謀論から大手のニュースまで、いろんなものを見てバランスを保つように努力はしているんですけど、その一方でフリーランスになって跳ねるというか人気を出すためには、過激にならないといけないだろうなというのもわかっているんですよ。なので、本当は中立的な見方をしているくせに、フォロワーが減るからとか他の人と差別化できないからという理由で、パフォーマンスとして過激な発言をしている有識者は多いと思います。結果、世の中が二極化していくっていう、困った状態になっているんですよね。

確かに今、角さんが陰謀論界隈に向かって、選民感をくすぐるような発言をすれば、SNSのフォロワー数も爆増するでしょうからね。それが本心と違っていたとしても。

そうなんですよ。なので、もしそういうことを言いだしたら、金のためにやってるんだと判断してください(笑)。

了解です(笑)。情報に溺れがちな今の時代、極端な思想のほうがわかりやすくて魅力的に映るのは仕方がないことかもしれませんね。でも、だからこそ中庸が大事だと思うんですよ。

ですよね。私も、そう思います。

ただ、中庸であるって一番難しいですし、何より人に対する訴求力が……。

無いんですよ! どっちつかずでズルいし、結局、結論は出さずに「みんなで考えましょう」ってことですからね。でも、そうやって揺れ動いていろんな間違いを犯しながら、それでもみんなで探っていくのが本当の民主主義だと思うので、陰謀論に関してもあまり過激になりすぎず、自分でいろんな情報をキチンと集めて提供するという中立な立場でいたいと考えています。

角由紀子(元TOCANA編集長)

ただ、本当に荒唐無稽な話でも聞く価値はあるような気がしていて、そこは『TOCANA』でも気を付けていたところなんですよ。それこそ国立研究所で研究している先生から電波系の人まで取材していたんですけど、肩書で「この人は信用できそうだから70%で聞こう」とか「こっちは嘘だろうから30%」とかって最初から区別してフィルターをかけていたら、結局ゲートを閉ざしていることになるじゃないですか。なので、どんな人に話を聞くときも、同じレベルで半分くらい疑って聞くようにしています。

そういうスタンスでやっているので、どれが真実なのか本当にわからなくなりますし、「そんなことやってたら自分を見失うよ」とか言われたりもするんですけど、そもそも宇宙の成り立ちから人間がなぜ生まれているのかまで、何も解明されていないじゃないですか。だから受け手の側にも、全部の話を真剣に聞くんじゃなく、半笑いで聞いてもらいたいですね。そのほうが、逆に自分の中での結論は固まってくると思うんですよ。

なるほど。半笑いで聞く中で、それでも「もしや」と残るものが、その人の真実になるかもしれない。では、角さんにとって、究極のところ“真実”とは何でしょう?

いろんな人の捉え方を総合的に見たものが真実になってくるんでしょうけど、真実にはたどり着けないっていうことを理解しておいたほうがいいんだろうなとは思います。だから必要なのは、とにかく事実ベースで固めていくことなんですよね。それが陰謀論とかだと、先に都合のいい真実を想像で設定しちゃうから、どんどん歪なことになっていくんじゃないだろうかと。

事実を積み重ねた上で、それをどう判断するかは受け手次第だと。

そうですね。ただ、そもそも「聞く耳を持っていない」と判断されたら、周りもその人に都合のいい情報しか与えなくなるじゃないですか。なので、都合の悪いことを言ってくれる人がいなくなったらヤバいなとは、自分でも感じています。

フリーランスとしては、肝に銘じておきたい言葉ですね。

私はこれからフリーになる人間なので、アドバイスとかはできないですけど、ぜひ一緒に何かやりましょうとは伝えたいです。最近は芸能人の独立もよく報じられていますが、たぶん皆さんの周りでもフリーを選ぶ人が増えていると思うんですよ。

それって恐らくは時代の流れで、それこそNFTしかり、企業ではなく個人の価値が認められる文化が進んでいます。なので、その波に先に乗ってみようとするのは、この時代を楽しくサバイブするための良い選択じゃないかと思いますし、そこで失敗したり苦労したりしたとしても、フリー同士で支え合えたらいいなと。

インディペンデントな立場でインディペンデントな思考や行動のできる人が増えたほうが、より社会も健全になりそうですしね。

そうですね。今、アメリカで陰謀論を検証する集団が流行っていて、それは、別にジャーナリストでもない普通の主婦とかが企業なんかに突撃してインタビューするっていう、超インディペンデントなグループなんですよ。闇雲に陰謀論を発するんじゃなく、ちゃんと自分の足で取材する手法で人気が出始めていて、だんだん「お金出すから取材してきて」っていう支持者も現れて仕事になってきている。そういうやり方もあるので、別に後ろ盾がなくても、自分たちで頑張ればモノになっていく時代なんですよね。

角由紀子(元TOCANA編集長)

撮影/須合知也@tomoya_sugo