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今こそ運動!AYAさん直伝「コロナ禍の健康サポート」

FREENANCE MAG AYA

フリーランスは慢性的運動不足とよく言われますが、昨今は新型コロナウイルスの影響により、通勤が当たり前だった会社員も在宅勤務やリモート業務へと働き方が変化しました。それによって、自粛中の活動量低下がもたらす健康リスクに関心が集まっています。他人と接することのない個室ジムでのパーソナルトレーニングなども人気を集めているようですが、運動不足解消への鍵は何となるのか。

アメリカ発祥のトレーニング “CrossFit(クロスフィット)”を世に広め、パーソナルトレーナーとしても活躍するフィットネス・プロデューサー AYAさん。『情熱大陸』(TBS系)などさまざまなメディアで取り上げられる一方、ご自身もモデルとして活躍しています。

今日は、最新オーガニックアイテムが集結する展示会 ”BIOPLE FES(ビープルフェス)”のトークショーに出演されたAYAさんへ、コロナ禍で心がけたい運動と健康意識についてお話をうかがってきました。

profile
AYA(アヤ)
1984年生まれ。フィットネスプロデューサー。フィットネスモデル学生時代から陸上、水泳、バレーボール等に取り組み、体育系の大学を卒業後、ジムトレーナーに。同時にモデルとしても活動していたがモデルの仕事の為に筋肉がつくことを恐れて運動を中断する。その頃、タフな海外モデルの存在を知り、運動を再開。運動強度の高い米国発祥のトレーニング「CrossFit」と出合い、「最高のトレーニング」を目指してオリジナルのAYA’S Boot Campプログラムを考案する。タレント・モデルをはじめとして男女を問わず体への意識の高い多くのクライアントが信頼を寄せる存在。 https://www.instagram.com/aya_fitness/
https://ameblo.jp/aya-fitness1227/

ストレッチ=体と心との対話

いつも颯爽としたイメージのAYAさんですが、コロナになって体とメンタルの健康を保つために気を付けていることがありましたら教えてください。

私はトレーニングのときはいつも無になるのですが、運動の最後にストレッチをする時間を設けるようになったのはステイホームが始まってからです。ずっと家にいなきゃいけない、家でお仕事しなければいけないっていう環境になった時に、自然と自分の体と向き合う時間が増えました。

ストレッチをしながら筋肉の硬いところと柔らかいところなど、自分の体のことが隅々まで分かるようになりましたね。私は体が資本のお仕事の分、ストレッチをして無になってマインドをリセットする、疲れた筋肉にゆっくり深呼吸をしながら酸素を送っていくということが脳の疲れを回復する、その一連の流れが大切なんだなと改めて感じるようになりました。

これまでは忙しくしている自分が好きだったし、頭の中をフルにしていないと不安なタイプだったんですが、それができなくなったステイホーム期間中、家の中のストレッチで無になる時間を増やしたことによってがんじがらめになっていたことがスッととれたんですね。それはやっぱり、体を動かしながら頭の中をリセットすることが、本当の意味で心身ともに健康ということにつながっているんだと思います。

AYA
美しい上腕!

ストレッチが休息のポジションということでしょうか。

そうですね。みなさんもパソコンとずっとにらめっこをして同じ態勢でいると、固まってくる部分っていくつかあると思うんですよ。首から肩にかけてのリンパも詰まってくる、肩に勝手に力が入ってくる、背中も丸まってくるってなったときに、色んな疲労物質があちこちにたまってきているはずです。

ストレッチをしながらの体のチェックは、在宅でお仕事してる方ならなおさらした方がいいと思います。仕事のキリがついたときでもいいし、寝る前でもいいので、ちょっと凝ったところを伸ばしてあげる意識が大切ですね。

見よう見まね的なものでも大丈夫ですか?

大丈夫です。正しいストレッチのポイントや知識などはあまり気にせず、とにかく「伸ばす」ってことが大事です。自分なりでいいので「伸ばす」ってことをしてあげるだけで血流が良くなったり、リンパが流れるようになったりして体がいい方向に変わってきます

運動を始めることは大きな一歩という風にとらえていたのですが、「ただ伸ばすだけでいい」と言われるとやってみようかなという気になってきますね。

伸ばすと気分が上がったりリフレッシュできるので、そこからもう少し動いてみようかなとかマインドの切り替えができるんですよ。思考も開いて一歩進んで「汗をかきにひとっ走りしてこようかな」っていう風に考えられるようになってきます。

運動を始めなきゃと考えている人も、そんなにハードルを高くしなくて大丈夫です。「外をウォーキングしてみよう」とか、それができたら「じゃあジョギングに変えてみよう」とか、ちょっとずつステップアップしていけばいいんですよ。できたっていう成功体験をつくってあげると、次のステップに進んでみようっていうマインドに切り替わるはずです。

健康的なルーティーンで生活習慣病をブロック

なるほど。偏った食事や運動不足が引き起こす生活習慣病という言葉もありますが、AYAさんが日常生活で健康を意識して心がけていることがあれば教えてください。

そうですね。私は朝のトレーニングや仕事、食事の時間から何を食べるかまで日々のルーティーンを決めています。で、そのルーティーンを守らないと罪を冒したのかってくらいメッチャ落ち込んでしまうんですよ。

ストイックですね!さすがです。

私はそのルーティーンを守ることが当たり前になっているのですが、生活習慣病っていうのは結局、「自分が自分の体に対して冒した罪」だと思っています。そうならないためには、自分の健康的なルーティーンをつくっていけばいいんですが、習慣にするということは最も難しいことであるとも思います。

まず、朝にはこれをやって、夜にはこれをやるっていうことを決めてみるといいですよ。私もちょっとずつ足し算していって今があるので、小さなことからで大丈夫です。最初から目標を高く設定してしまうと継続とか習慣という言葉は「自分の言葉」にできないまま終わってしまいます。小さいことを少しずつ足し算していくとだんだん健康的なルーティーンに変わってきて、歯磨きと同じように自然に身に付いてきますよ。

AYA

先ほどのBIOPLE FES(ビープルフェス)では、脳疲労の話が出ていましたよね。

はい。私もおうちにいる時間が増えて、疲労を持ち越さないために睡眠の質などについてもよく考えるようになりました。SNSが普及して便利な時代ですけど、その分、脳が緊張する時間も増えていると思います。だからこそ体を動かして脳疲労をとっていくことは大切ですね。

コロナ禍のストレス

「将来の不安」「お金の不安」など悩みの種は色々とありますが、AYAさんがストレスを感じる時はありますか?

そうですね……やっぱりコロナの状況になってから、人はこうしてるけど自分はこうだとか自分の正義を押し付け合うすごい時代になってきたなっていうのは感じています。家にいる時間が長くなって活動量が減った分、携帯を見る時間が長くなりましたよね。そこでSNSから入ってくる情報を含め、目から入ってくるものでコロナ前よりも脳の疲労やストレスを感じることはあります。みなさん、そこは同じじゃないでしょうか。

人に会えなくなっちゃった分、元気かなとインスタを見たりして会ってなくても会ったようなつもりになれるのがSNSの良さだとは思うんですが、見えちゃう分、コロナ禍では裏目に出ることが余計に加速したと思ってます。脳疲労の回復のためにも運動はおすすめします。

AYA

健康とファッション

運動のチカラは大きいですね……AYAさんはいつもハイセンスなウェアに身を包んでとってもオシャレですが、ファッションは健康に影響があるとお考えになりますか?

そうですね。私はフィットネスというワードのなかで、「どう発信するとみんなのヤル気を起こせるか」ということを常に考えていて、その一つがファッションです。私って運動しないと絶対に似合わないねって服しか着ないんです(笑)。アスレジャーファッションっていって、スポーツウェアとファッションアイテムを組み合わせたスタイルなんですが、ジャケットを脱いだら運動できるぞぐらいの「さあレッツゴー」なファッションが多いんですよ。

AYA

カッコよすぎます!

でも、運動しない人が着ても「着させられてる」感じになってしまう。着こなすためには、結局カラダづくりから始まるんだと思います。ファッションって「自分を美しく見せてくれる」というのが絶対的テーマであると思うので、カラダづくりがポイントとなるようなファッションしかしないんですよね。

見事にファッションが健康に直結していますね。AYAさんはおうちの中でも適当な格好はしなさそうです。

多分、「服くらい何でもいいや」となってしまうと、他のどこかでも「いいや」が出てきてクセになるんですよ。例えば私の場合、「今日はしんどいからここまででいいや」ってトレーニングで逃げると、今日のその「いいや」が、人生の違うシチュエーションで来たときに同じことをしてしまう自分をつくってしまうのがイヤですね。

それはファッションでも一緒で、隠しとけばいいやとか大丈夫でしょーとかで閉じていくと、それを開けるのって時間がかかるはずです。なので、閉じる前に「春だからパステル調のジャケットでも着てみよう」って考えたり、どうしても隠したいなら「じゃあ色合いだけでも春らしく」とか、それもさっきの話につながってますが足し算していくんです。

AYA

参考になります! 最後にフリーランスに向けて、健康な生活のために一言いただけますか。

フリーランスになると会社に守られなくなる分、自分で自分を守らなきゃいけないので不安やストレスを抱えることもあると思います。そんな中で私が運動に助けられてきたように、みなさんも体を動かしてみてください

頭だけで考えていると視野が狭まってしまうことってあると思うんですが、体を動かすことで視野は広がっていきます。だまされたと思ってまずは体を動かしてみてください。それによって心が動いて、ポジティブな思考に切り替えていくうえでも運動が一つのカギになるはずです。行きづまったときこそ運動してみてください。「運動」って、「運を動かす」って書いて「運動」なので、絶対に運が動いてくるはずです。

心に沁みました……! 今日はありがとうございました!

AYAさんのボディメイク理論を取り入れた新製品”AYA CBD SPORTS by itoma” ビープルフェスにてお披露目されました!https://itomaCBD.jp

撮影/阪本勇@sakurasou103) 取材・文/FREENANCE MAG編集部

取材協力:
Biople by CosmeKitchen(ビープル バイ コスメキッチン)
オーガニックがもっと身近なものであることを実感してほしいという想いから「自然のものに囲まれて、オーガニックライフを送る人たち」を表すためにBioなPeople=Biople(ビープル)というワードが生まれました。
ビープル バイ コスメキッチンで、オーガニック・ライフスタイルが広がります。
https://store.biople.jp/