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アニメ業界は低収入・長時間労働? NAFCAが業界従事者への実態調査の結果を報告

アニメ業界は低収入・長時間労働? NAFCAが業界従事者への実態調査の結果を報告

一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)は、アニメ業界従事者を対象とした実態調査〈第1回 アニメ業界の働き方に関するアンケート〉(2023年12月4日〜2024年1月31日)の結果を報告。

本調査は“低収入・長時間労働”などアニメ業界におけるイメージが実態とどの程度合致・乖離しているのかを改めて確認し現状の把握を行うことで、今後の政策提言等に活かすために実施されたもの。

収入面では、全体の37.7%がアニメ関係からの仕事が月収20万円以下(年収240万円以下)と回答。年齢別では20代の13%が月収10万円未満、67%が20万円未満と回答しており、年齢が上がるにつれて年収が上がっている様子が見えるも、日本の年代別平均年収と比べるとどの年齢層でも明らかに低調であることが明らかに。

労働時間については、業界全体の71.4%が1日8時間以上、30.4%が10時間以上働いており、平均的な1カ月における休日は58.8%が6日未満であると回答。これらを元にアニメ業界従事者の月間平均労働時間を計算すると、平均が219時間、中央値では225時間、さらに最大値は月間で336時間働いているという結果に。日本全体の平均月間労働時間162.3時間と比べても非常に長いことがわかった。

なお、今回の結果報告から、アニメ業界の中でも声優は働き方が他職種と一線を画すことが改めて確認されたため、NAFCAは今後声優に特化した調査を予定している。

《参照》
第1回 アニメ業界の働き方に関するアンケート 結果レポート | NAFCA 一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟
https://nafca.jp/survey02/

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