お知らせ

独立前の会社員勤務の経験年数は「関係ない」が最多〜フリーランスになって役立つのは「人脈」30%に対して「基本マナー」が70%超〜

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎)の連結会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社(代表取締役社長:五十島 啓人 以下、GMOクリエイターズネットワーク)は、運営している日本初(※)のフリーランスに特化した金融支援サービス「FREENANCE byGMO」(URL:https://freenance.net/)のユーザーを対象に「フリーランスになる前の会社員経験」をテーマにアンケートを実施いたしました。

(※)フリーランス・個人事業主に特化したオンラインファクタリングサービスを提供する国内主要4事業者が公表しているサービス提供開始年月を比較。2022年6月、自社調べ。

【調査サマリー】

約90%がフリーランスになる前に会社員を経験
会社員時代の経験で最も役立っているのは、言葉遣いなど「社会人の基本マナー」
フリーランスになる前に経験しておきたい会社の部署は「営業や経理」
独立するまでの会社員経験の期間の長さは、フリーランスになるためには「関係ない」が最多

【調査概要】

調査テーマ:フリーランスになる前の会社員経験に関するアンケート
調査対象:「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー649名
調査期間:2024年2月14日(水)~2月19日(月)※一部後日追加調査あり
有効回答数:649件
調査方法:インターネットによる調査 ※一部後日電話による追加調査あり
調査主体:「FREENANCE byGMO」

*本調査レポートの百分率表示は小数点第二位以下四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
*メディア媒体での本調査結果の引用時には、以下のご対応をお願いいたします。
・クレジットに『「FREENANCE byGMO」調べ』と明記してください。
・WEB上で引用いただく際には、「FREENANCE byGMO」(URL:https://freenance.net/)へのリンクをお願いいたします。
・メディア媒体以外での本調査結果の引用を希望の方は「FREENANCE byGMO」(Email:pr@gmo-cn.jp)にお問い合わせください。

【調査結果】

「フリーランスになる前に、会社員を経験しましたか?」

■約90%がフリーランスになる前に会社員を経験

フリーランスとして活動する前に、会社員を経験したかを尋ねると、88.9%が「経験した」と回答しました。近年は会社勤めを経験せずフリーランスになる「新卒フリーランス」という働き方が存在することも浸透しつつありますが、この調査では会社員経験者が圧倒的に多いことがわかりました。

「フリーランスになる前に、会社員を経験してよかったと思いますか?」

会社員経験者に、フリーランスとして活動する前に会社員を経験してよかったと思うかと質問すると、「思う」が81.8%で、「やや思う」と合わせると95.8%となりました。ほとんどの回答者が、会社員時代の経験をポジティブにとらえていることがわかりました。

「フリーランスになって、『会社員時代に身につけることができてよかった』と思うことを教えてください。」

■会社員時代の経験で最も役立っているのは、言葉遣いなど「社会人の基本マナー」

会社員を経験したフリーランスに、会社員時代に身につけることができてよかったことを質問しました。「社会人の基本マナー」が最も多く74.9%を占め、「人脈」「PCスキル」などを上回る結果となりました。フリーランスとして活躍するにはスキルも重要ですが、上司や先輩がいる会社だからこそ学べる基本マナーのありがたみを実感する傾向にあるようです。

具体的にどのような基本マナーが役に立ったかを、本調査の回答者一部に後日調査したところ、「メールの書き方。社外の人に対する敬語表現などを学んだ(エンジニア)」「電話とメールの使い分け。内容やタイミングによって電話とメールのどちらが適切か判断できるようになった(ライター)」「独立前に経験した接客業で顧客に対する言葉遣いや態度を学んだ。一方で、対面での接客が中心だったためメールの作法を深く知らず、独立後、メールを送る際に敬称の使い方を間違ってしまった(士業)」などの声がありました。

「将来フリーランスになるなら、どの部署を経験しておくことをお勧めしますか?」

■フリーランスになる前に経験しておきたい会社の部署は「営業や経理」


将来フリーランスになるなら会社員時代にどの部署を経験しておくのがいいかを尋ねると、「営業・マーケティング部」が61.7%で最も多くなり、顧客と接する機会が多くマナーやコミュニケーション能力が身につきやすいため、多くの人が経験しておきたいと考えたと推測されます。次点は「経理・財務部」で、お金の知識を習得できる部署が挙がりました。

「会社員をどのくらい経験してから独立するのが理想的だと思いますか?」

■独立するまでの会社員経験の期間の長さ「関係ない」

最後に、フリーランスになる前に会社員を経験した人に、どのくらいの期間会社員を経験するのが理想的かと質問すると、「期間は関係ないと思う」という回答が40.4%となり最も多くなりました。会社員時代の経験はフリーランスになって役立つことは実感していても、期間は気にしない人も多いようです。

【調査まとめ】

今回の調査から、新卒フリーランスという働きが存在することも定着しつつある中、多くのフリーランスは会社員としての経験を重要視しており、フリーランスにとっての成功において、技術的スキルだけでなく、ビジネスコミュニケーションやマナーが非常に重要であると考えていることがわかりました。また、会社員としての経験は期間の長さが重要なのではなく、個人が得た学びや準備が整った期間次第によるため、どのようなタイミングでキャリアを形成していくかについては、柔軟な考え方であるということがわかりました。