「自分だけ稼げればいい」からの脱却。コロナ禍で植本一子が考えた「地域経済の回し方」

植本一子は多才な人だ。写真家としてメディアで活躍しながら、エッセイストとして多くの著作があり、写真館「天然スタジオ」を切り盛りする、いわば「街の写真屋さん」の顔も持つ。二人の娘を育てるシングルマザーでもある。彼女が2020年4月に自費出版した『個人的な三月 コロナジャーナル』について訊いた。